森博嗣 「やりがいのある仕事」という幻想

・非難したり、否定したりする以前に、遠ざかれば済む話
・家が設計できる人も、折り紙が上手な人も、どちらが偉いということはない。
 今の自分にとって、どちらに価値があるか、というだけの判断なのだ。
・人から褒められたのは、これまで自分が子供だったからだ。
 大人になったのだから自分のことは自分で褒めよう。
 自分で褒めるためには、何が自分にとって価値のあることなのかを、
 まず考えなくてはならないだろう。
 それが流されないための唯一の方法だ。
・時間というものは本当に限られているから、
 自分の時間を大切にする姿勢はいつも持っていたい。
 何故、毎日何時間も電車に乗るのか。
 (略)当たり前だと思っていることを考え直すのも一つの方法かと。
・大事なことは、今の自分の状況は、全部自分が仕込んだ結果だということである。